May 20, 2009




臨場感空間の共有法〜「リーディング」


 ペーシングは相手と同じ動きや同じ目線で、相手の言葉をそのままオウム返しに言うというものでしたが、リーディングというのはもう少し積極的に自分のほうへ引っ張っていく技術です。

 催眠療法と似た技術ですが、例えば「この柔らかい椅子に座っていると、肩の力がだんだん抜けてリラックスした気分になってきました」などと言って、本当に肩の力が抜けてリラックスさせてしまうというものです。

 苫米地英人さんによると、これはいきなりやっても効果は薄く、ペーシング、Rのゆらぎを十分にやってからでないと効かないそうです。

 例えば、相手と呼吸を合わせ、目線を同じくして、オウム返しに言葉を返し、「この椅子、すごく座り心地がソフトですね」などと言って相手のモーダルチャンネルを変えてやったあとで、「この椅子に座っていると、肩の力がだんだん抜けてリラックスした気分になってきました」とやるわけです。

 このように相手の内部表現に新しい情報を書き込んでやることを、エリクソン派の伝統では「リーディング」と呼んでいるそうです。

 この「リーディング」も、実はRのゆらぎの技術の一つで、つまり、Rをゆるがせることこそが、相手の臨場感空間を支配する方法である。ということになります。

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