November 05, 2007
「斎藤孝の速読塾」 斎藤孝 著 筑摩書房
今ちまたにたくさん溢れている、様々なタイプの「速読法」・・。
しかし、著者である斎藤孝さんの学生時代、そして学者になってからも、「速読・多読」の技を教えてくれる塾も先生も見当たらなかったそうです。
つまり、この本に書いてある速読・多読メソッドは、斎藤孝さん自身が試行錯誤を繰り返しながら、サバイバルメカニズムによって生み落とされた、正に驚嘆すべき、脅威のスーパー読書法に他ならないのです。
この本に書いてある方法は、大変ユニークかつ、実践的です。
例えば、「小説は”ツッコミ”を入れながら読むことが大切」とか、「ヘリコプターで荷物を拾っていく感覚で読む」とか・・。
面白いですよね。でも、言っていることは分かるし、決して難解な方法ではない。
ちなみにこの本には、右脳がどうのとか、一切書いてないです。(笑)
でも読んでいくと、斎藤孝さんは意識はしていないと思いますが、自然と右脳の力を読書に取り入れていることがわかります。
例えば、「速音読」という方法。
「速音読」というのは、音読のスピードを更に速めたもので、自分の口の限界まで速く音読していく読書法のことです。
速音読をすると脳が高速回転して、理解力が高まり、脳が活性化するのだそうです。
この超速音読法は、七田眞先生の七田式右脳トレーニングメソッドに共通する概念です。
この方法を斎藤孝さんは自身の実地訓練によって生み出したのですから・・。「すごい!」の一言に尽きます。
この本には、「速読法」を謳っている沢山の著書がある中でも、特に異彩を放った大変興味深く読める本です。
これから速読を勉強しようと思っている方にはもちろんのこと、今までの速読本に飽きてしまった方にとっても、これは必読の一冊だと思います。
※著者紹介、内容情報、目次が読めます
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