June 09, 2008
「人の上に立つ超脳力」 苫米地英人 前田雄吉 共著 主婦と生活社
この本は、脳機能学者・計算言語学者の苫米地英人さんと、松下政経塾出身で民主党衆議院議員の前田雄吉さんが、「新ビジネスリーダー」について対談形式で語り明かした本です。
本書で提示されている新ビジネスリーダーに必須の10の条件。
それは、先見力・抽象化能力・情報収集能力・決断力・分析力・カリスマ性・行動力・危機管理能力・胆力・責任能力。
著者の一人である苫米地英人さんはこの10ある必須の能力の中で、「抽象化能力」が他の九つの条件を包摂する。と述べています。
「抽象化能力」とは、例えば、「アメリカンショートヘア」の抽象度を上げると、「猫」。「猫」の抽象度を上げると、「哺乳類」。「哺乳類」の抽象度を上げると、「動物」。「動物」の抽象度を上げると、「生物」。
つまり、「アメリカンショートヘア」という次元で話をするか、「生物」という次元で話をするかで、その人の「抽象度」がまるで違ってくる。
三次元にいる私たちが二次元を完全に支配しているように、アメリカンショートヘアという抽象度の低い次元から話をする人は、「生物」という抽象度の高い次元で話をする人に、絶対に勝つことはできない・・。
その人にとって、抽象度の高い人は、「神」にさえ見えるかもしれない・・。
何か途方もない話のように感じますが、苫米地英人さんによると、この「抽象化能力」は、適切な思考トレーニングしだいで養うことができるのだそうです。
巨大な迷路の中に人間が放り込まれたなら、出口を見つけ出すまでに途方もない時間がかかるけれども、一つ高い次元、空から平面としてその迷路を見渡すことができたなら、迷わず、簡単にゴールまで行くことができる。
抽象化能力とは正に、洞察力や先見性、情報収集能力を究極にまで高める能力だと言い換えることができるでしょう。
確かに、リーダーには絶対に必要な能力ですね。
どうやら、「抽象度の高さ」が、その人の能力を決定付けている・・?
そして、人間の能力に限界はないということ。
なぜなら、抽象的な世界、イメージの世界には、物理的な限界がないからです。
そして、おそらく、「思考の抽象度が高い人」を、我々は「天才」と呼んでいるのでしょうね。
天才になる、ということ。
それは、「抽象度を上げる」ということが、カギになっているのですね!
※内容情報・著者紹介・目次が読めます。
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