July 25, 2008
「抽象度を上げる」って?
脳機能学者・苫米地英人さんによると、「抽象度が高い」というのは、「いかに高い視点を持てるか」ということなのだそうです。
「高い視点」をサッカーで例えるなら、二流の選手はボールしか追いかけていないのに対し、一流の選手はまるで頭のてっぺんに目が付いているかのように、高い所から試合全体を見渡せる能力を持っている。
つまり、ボールしか見えていないか、高い視点で試合全体を見渡しているかが、一流と二流を分けているのです。
頭の良い人や、一流選手ほど、「抽象度が高い思考」を行っているということです。
これを別の言い方で言うと、「IQが上がる」とも言います。
IQというのは、「抽象度の高い空間に対して身体性をもって操作できるか」という能力を言います。
IQが高い状態というのは、「いかに触れられない世界を自分の体で触っているかのように感じられるか」ということ。
言い換えるなら、「目の前にモノがなくても、あたかも目の前にあるかのように臨場感をもって感じられる脳」のこと。
さらに言うと、「感じたモノを操作できる」のが、優れたIQです。
しかし、今流行りの「頭を鍛える」系のゲームや、本で紹介されているトレーニングは、実はIQを高めるものではありません。
今ある知識の中から脳の運動神経を速くして、いかに最適な答えを求めるかという訓練をしているだけ。
サッカーで例えるなら、うまくシュートが打てたり早く走れるようにはなるけれども、試合全体を見渡せる高い視点と、臨機応変の事体に対処できる適切な判断力を鍛えていることにはならない。
なぜならそこには、「思考の抽象化」という要素が入っていないからです。
苫米地英人さんによると、抽象度の高い思考は、トレーニングによって鍛えることが可能なのだそうです。
それが身に付くと、一度に複数のことができるようになったり、今までの数十分の一の勉強時間でどんな試験にも合格できるようになったり、更に、どんなスポーツでも上達が速くなりすぐにプロ級の腕前になれたり、今まで一年かかったものを一日でマスターすることも不可能ではなくなるそうです。
つまり、「思考の抽象度の高さが、その人の能力を決定付けている。」ということです。
※参考にさせていただいた書籍
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