August 11, 2008
音読で文章力を上達させる方法
脳機能学者・苫米地英人さんによると、文章力の有る・なしは、脳の「クリティカルエイジ」と関係があるようです。
クリティカルエイジとは、遺伝的に決まっているそれぞれの器官が持つそれぞれの機能の発達の年齢のことを言います。
つまり、脳のクリティカルエイジは「脳の学習限界年齢」と言い換えることができます。
例えば、言語にもクリティカルエイジが存在し、8〜10歳くらいまでに母国語としての言語の習得が止まってしまうといわれています。
ですから、一般的に、小学生くらいのときを海外で過ごした日本人はバイリンガルになっていますが、大人になってから海外留学をした日本人がバイリンガルになるのは、クリティカルエイジの壁があり、難しいのです。
クリティカルエイジという観点から「文章力」というものを考えてみると、文章が苦手な人は、中学生くらいになるまでの期間(13歳前後)までに、文法的に正しい文章や、語彙の豊富な文章を読んだことがなかったのではないかと推測されるのです。
しかし、苫米地英人さんによれば、「クリティカルエイジは克服可能」であるとのこと。
その方法としては、「ヘンな文章を書く脳」を活性化させずに、新たに「正しい文章を書く脳」を作る、ということなのだそうです。
具体的には、お笑いやバラエティなど、正しくない日本語のテレビをなるべく見ないようにして、明治の文豪など、語彙の豊富な美しい日本語の作品を声に出してたくさん読む(音読する)ということ。
音読によって、美しい文章の日本語を、脳に、新しく、徹底的に学習させるのです。
もし、「ヘンな文章を書く脳」を2時間使ってしまったら、「正しい文章を書く脳」を3時間使い、活性化させる脳の割合を常に後者優位にします。
これを3週間くらい続けることによって、頭の中に「語彙が豊富で美しい文章を書く脳」が新たに形成される。つまり、クリティカルエイジを克服したということです。
この方法は、大人になってから新しい語学を習得する際にも、効果的に応用することができるでしょう。
※参考にさせていただいた書籍
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