November 02, 2008
「ダ・ヴィンチ転脳テクニック」 児玉光雄 著 東邦出版
この本のサブタイトルは、「左右脳のスイッチングで”全脳思考”になれる!」です。
著書の児玉光雄さんによると、「左右脳のスイッチング」というのは、左脳・右脳をそれぞれで長時間持続させて使うのではなく、脳梁(左脳と右脳を繋ぐ神経線維の束)を介して頻繁にスイッチさせて使うことによって、左脳と右脳の交信を活発にする。というもの。
それが結果的に左右脳の接続ケーブルの役割を果たす脳梁の活性化、大脳半球全体、つまり、脳の活性化につながるのです。
これを児玉光雄さんは、「転脳トレーニング」、別名「脳梁トレーニング」と呼んでいます。
私たちは、日常生活において、どうしても片方の脳(圧倒的に左脳派が多いようです)に偏った生活をしてしまっているようです。
これは、脳が一番成長する時期の義務教育の現場において、左脳に偏った思考学習を知らず知らずのうちに身に付けさせられているという、ちょっと恐い現実があるからです。
逆に、先天的に右脳思考の子どもは、左脳偏重の教育に自分の能力を発揮できずに、「劣等生」のレッテルを貼られてしまい、義務教育の現場から脱落してしまう・・。
天才物理学者のアインシュタインなどは典型的な例ですね。
もちろん、左脳偏重より右脳偏重が良いというのではなく、一方に偏らずに、両方の脳のバランスをとるということ。
この本は、どうしても左脳に偏重しがちな私たちの脳のバランスをとることによって、両方の脳が秘める本当の潜在能力を引き出す=全脳思考を身につける、というコンセプトで書かれています。
具体的な全脳思考トレーニングとしては、もし自分が右利きならば、左半身を積極的に使うとことで、そのぎこちない、歯がゆい感覚を楽しみながら利き手と逆側の脳を活性化させてバランスをとるということ。
例えば、左手で歯を磨いてみたり、左手で文章を書いてみたり、両手を使う楽器(ピアノ・バイオリンなど)を演奏したりしてみる。
このように利き手と逆側の脳を意識して使うようにすると、左右脳のネットワークが次第に密になっていき、「全脳思考」への道が開かれる・・ということです。
児玉光雄さんによると、第一線で活躍しているプロスポーツ選手や、「天才」と呼ばれている人たちは、ほぼ確実に「全脳思考人間」なのだそうです。
この本には「鏡を使った右脳活性トレーニング」や「コンビニ記憶法」、また、「トランプを使った瞬間記憶トレーニング」や「目標の人物に変身するイメージトレーニング」など、大変ユニークで簡単にできる”転脳トレーニング”方法が、多数紹介されています。
どれも日常生活で楽しみながらできるトレーニングばかりなので、今までの殻を破る「全脳思考法」を手に入れたい方は、ぜひ一度本書をご一読ください。
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